みんなで支え合う

きちんとした食事を与えてもらえない子供が増えている、という記事を見ました。


原因は虐待、貧困、共働き世帯で親が遅い時間まで留守、しかも塾通いで夕食はコンビニ弁当などなど…。


それでも学校給食がある日は給食で栄養が摂れて良いのですが、夏休みなどの長期休暇に入るとまた十分な食事はとれません。

そのため、夏休み明けになると休み前より痩せて登校してくる子供がいるそうです。


そういった子供達に温かくて栄養のある食事を…と、全国各地で広がりつつあるのが「こども食堂」という、誰でも気軽に来て食事が出来る場所です。


地域のコミュニティセンターのような公共施設や有志の方の自宅など様々な場所に、近所のお年寄りなどが食べきれなくて余っている食材を寄付してもらい、それを使って有志の方々が調理します。


いつも1人で留守番している子供達は、大勢の大人や子供達と一緒に遊んだり勉強したりして過ごし、一緒に食事を楽しみます。


家族揃って1日の出来事を話しながら食事をするというのは、なんでもない事のようで子供にとっては掛け替えのない経験です。


そういった経験をして育って、自身の子供にも同じことをさせてあげられる大人になるのです。


子供は大事に大事に育ててあげなくてはいけないのです。


でも、それが十分にしてあげられない状況にいる親子がいるのなら、出来る人が手を差し伸べてみんなでフォローし合えばいいんだと思います。


自分も含め、それなりに大変な思いをしながら子育てしている立場でも、自分よりも辛い思いをしている人がいるんだということに意識を向けるのはなかなか難しいのが正直なところです。


だけど、手を差し伸べられる大人になって、1人でも多くの子供に楽しい経験をさせてあげられるようになりたい、と思うのでした。